いわき市 玄関ドアの周辺
2018-01-06
玄関ドアの周辺で起こる様々な現象と対策
玄関ドアの周辺で起こる様々な現象がなぜ発生するのか、どのような対策をしたら良いのかを、豆知識として知っておくと役立ちます。
まずは、台風や強風雨時などにドアの下部や枠と扉のすき間から雨水が浸入することがありますが、これは単純に製品の不良によるものではありません。
玄関は居室と違い濡れることを最初から想定してタイルなどで仕上げられているので、サッシと同等の水密性能は要求されていないのです。
また、施錠機構についてもサッシに採用されているように、密着させて雨水浸入を防止する引き寄せ機構にはなっていません。
このような構造になっているので、もし台風などで雨水が浸入する時は、下枠部分にタオルなどをあて吹き込みを防ぐしかありません。
一般的に玄関ドアは断熱性を高める構造になっていので、表面に太陽の光が当たったり、室内外の温度差が大きかったりすると、それによりドアに反りが発生する場合があります。
その結果、扉と枠に隙間ができたり錠の施解錠がしにくくなったりする現象が発生します。
こうしたドアの反りの発生を予防するためには、内外の温度差をできる限り小さくするように心がけることです。
同様にドアに結露が発生することもあって、これは室内外の温度差が大きくて、室内の湿度が高い場合に自然現象として起こるものです。
また結露は季節に関係なく発生するもので決してドアの不具合ではなくて、いくら断熱性の高いドアを使用したとしても室内の環境条件によっては結露が発生します。
特に、マンションなど集合住宅の場合は、ドアが熱を伝えやすい鋼製の防火ドアということもあって、枠や扉の回り・郵便受け周辺部に発生しやすくなります。
結露が発生するのは、秋・冬になると暖房を使用するためで、またインフルエンザ対策や乾燥防止のために、加湿器を使用するようになるからです。
それから、新築住宅の場合には木材などの建材の水分が、冬の暖房時や乾燥などにより放出されやすい室内環境になるからです。
結露の発生を完全になくすことはできませんが、居室の換気をこまめにして水分を含んだ空気を排出する、室内に洗濯物を干さない、必要以上加湿しないなどを心がけると多少は予防につながります。
ドアから虫が侵入して困るというケースもありますが、本来ドアは軽快な開閉が可能なように、扉と枠の間にある程度のすき間を設ける構造となっているのです。
また、このように完全に密着できるものとなっていない上に、その隙間を円滑な開閉を考慮して薄くて弾力性のある材料でふさぐようになっているので、虫が侵入してしまうこともあるのです。
特に、昆虫は光に向かって飛来してくる習性がありますし、扉と枠のすき間に入り込もうとする習性もあるのです。
これは、朝晩の寒暖の差が大きい時節などに、外部の寒さから逃れるためや越冬のために、暖気が感じられるところに集まる傾向があるからなのです。
このような習性を持つ昆虫の侵入を完全に食い止めることはできないので、殺虫剤や駆虫剤で駆除するしかありません。
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