いわき市 左官工事の仕上げ方
2018-06-15
左官工事の仕上げ方には様々な方法がある
左官工事とは、左官ゴテを使用して壁や床などを塗りあげる工事のことで、建物の耐久性をアップしたり美しい模様を描いて装飾したりするといった役割を果たします。
古くから現代にいたるまで建築工事において取り入れられている工事で、戸建て住宅やマンションをはじめとして、ビル・外構工事などあらゆる場所で利用されているのです。
ちなみに、その歴史は縄文時代まで遡り現代に至るまで、時代に合わせて新しい素材や工法が取り入れられて、用途を拡大してきたという歴史のある技術のひとつといえます。
工事は大きく分けて町場と野丁場という2種類があって、町場とは住宅向けの左官で、漆喰や珪藻土を用いた塗り壁や塀の仕上げ塗り・アプローチの基礎などの外構が主な工事です。
一方の野丁場とはビルやマンション向けの工事で、壁・床・天井などの下地づくり、また耐震・補強・修繕工事の壁や柱の補強・補修などが主な工事となっています。
左官では独特の道具を使用して行う工事で、この工事を行う職人を左官工や左官職人と呼び、職人の腕で仕上がりに大きな違いが出るといった特徴があるのです。
左官職人がコテを使用して仕上げる工事は、手塗りならではの味わい深い表情が魅力で、内壁や塀などの仕上げ方には様々な方法があります。
コテ波仕上げは最も標準的な仕上げ方で、コテの塗り跡を自然な形で残して仕上げるパターンです。
コテ波の残し方に関しては好みがあるので、業者さんに依頼される場合にはパターンを確認することをおすすめします。
ハケ引き仕上げは、ブラシなどのハケを水平に移動させることで、塗面に真っ直ぐな直線などの模様を描く仕上げ方です。
職人は様々な種類のハケやブラシを持っているので、使う道具で仕上がりのパターンを変えることも可能になります。
コテバケ仕上げは、縞模様にするコテバケを用いて細い線が幾重にも重なりあった縞模様に仕上げるものです。
扇仕上げは、半円を描くようにコテを動かすことにより、曲線の模様をつける仕上げ方法で、好みによって自由にパターンをつけることも可能になります。
スタッコ調仕上げは、ヨーロッパの外壁によく見られるぼこぼこと波だった仕上がりが特徴といえるパターンです。
スポンジローラー仕上げは、スポンジローラーを用いて仕上げる方法で、比較的簡単にスポンジの模様が付けられます。
ただ、スポンジローラーを転がす前の下地状態が悪くて平滑になっていないと、きれいな仕上がりにならないので注意が必要です。
スパニッシュ仕上げは、少し厚塗りしてからコテでエッジを効かすように塗る仕上げ方で、様々な模様を自由に描くことができます。
ゴムローラー仕上げは、専用のゴムローラーをコロコロと転がすことで模様が描ける仕上げ方です。
マーブル仕上げは、壁の上で2色を混ぜながら塗りつける仕上げ方で、ムラがあるように見えることが魅力であると共に、好みが分かれる所でもあります。
このように様々な仕上げパターンが可能なので、職人の技と依頼者のアイデアでお好みの左官工事に仕上げると良いです。
いわき市 左官工事の仕上げ方なら、「平山左官工業」にお任せ下さい。