いわき市 漆喰の壁にリフォーム
2018-04-22
漆喰の壁にリフォームすることで得られるメリットは?
水酸化カルシウム・炭酸カルシウムを主成分とした日本特有の建材で、古い町並みを散策すると漆喰塗の建物を目にする機会が多いです。
原料になるのは消石灰で、それにのりやすきを混ぜて水で練ったもので、土壁の仕上げ材として利用されますし、瓦や石材の接着剤としても使用されてきました。
ちなみに、日本では約4,000年前の遺跡でも使用されていたことが判明しているのですが、便利なビニールクロスなどが登場することにより一度は衰退しかけたのです。
しかし、近年では自然に近い家づくりをしたいと希望する方も増加傾向にあることや、性能に再度注目が集まっていることなどから施工される方も増えています。
なぜ、再度見直されてきているのかというと、それは特別な作用が様々あるからです。
具体的な作用としては、本来強いアルカリ性を持った物質なので、壁の中のカビを防ぐことができます。
壁の中にカビなんてと考える方もいるでしょうが、じめじめした気候が特徴の日本の気候を考えると、結露や外壁の劣化などによってカビが生えてしまうこともあるのです。
また、目に見える場所にカビが発生する場合は、気付いてすぐに対処をすることも可能ですが、壁の中となるとチェックすることは難しいため、気付いた時には壁の中一面がカビだらけということもあります。
カビは様々なアレルギーや健康被害をもたらす原因になるので、目には見えない室内の壁では、非常に恐ろしい存在になってしまうのです。
こうしたことからもカビを抑える作用があることは、とても大きなメリットになると言えます。
また漆喰の原料となる消石灰には二酸化炭素を吸収する特徴があるので、消臭効果も期待できて臭いがこもりやすいLDKや玄関などにピッタリです。
家族が日常的に利用する場所であると共に、お客さまを迎えることも多い場所ですから、消臭効果が期待できることは大きなメリットになります。
それから万が一火災が発生した場合でも燃えないので、炎が広がるスピードを弱めてくれる効果も期待できるのです。
特に注目を集めている作用が、化学物質過敏症やシックハウス症候群の原因として知られているホルムアルデヒドを吸着して分解してくれるという点です。
また同じ自然素材の壁の珪藻土やじゅらく壁と比べて耐久性が高くて、つるつるとしていて触り心地が良いこともメリットと言えます。
それから色や仕上げ方のパターンが選べるため、住まいの雰囲気に合う塗り方を検討できるのもおすすめしたいポイントです。
このように様々なメリットがあるのですが、水をはじかないという特徴があることから掃除に手間がかかるといったデメリットがあります。
ただ、そうしたデメリットも含めて壁の風合いを愛せる方におすすめの建材です。
また防カビ効果やホルムアルデヒドの吸着・分解効果があるので、小さな子供がいる家庭やアレルギーのある方がいる家庭で、室内環境が特に気になる方にもおすすめです。
家族みんなが安心して暮らせる居住空間にするためにも、漆喰の壁にリフォームすることを検討するのもひとつの選択肢といえます。
いわき市 漆喰の壁にリフォームなら、「平山左官工業」にお任せ下さい。