「バルコニー」とは何かを知っておくことも大切かも?
2014-01-22
「バルコニー」とは何かを知っておくことも大切かも?
「バルコニー」と「ベランダ」は、両方とも建物の外側に付いているものなので同じものと思っている方も多いことでしょう。
しかし厳密にいうとそれは間違いで、屋根があるかどうかで違ってくるのです。
「ベランダ」とは建物の外に張り出した屋根付きのスペースのことで、窓やドアなどで室内とは隔てられていて、屋根・庇・軒などの下に隠れる部分のことを指します。
一方「バルコニー」は、建物から外に張り出した部分という点では同じですが、屋根がなく手すり付きの台のことでベランダより一般的に広いです。
特に、下の階の屋根を利用した「ルーフバルコニー」といわれるものは、ガーデニングを楽しむことにも適していて、ハンギングバスケットできれいに飾る習慣が海外にはあります。
このような違いを知っておくと住宅の購入時やリフォームする際に役立つでしょう。
あと、建築基準法でバルコニーの手すりの高さが110cm以上にすると規定されていることも知っておきましょう。
また、小さな子供が荷物やプランターなどに乗って転落するという事故もよく起こるので、ガーデニングなどで活用する場合は十分な配慮が必要ということも理解しておきましょう。
「カーポート」とは何か?役割などを知っておこう
壁やシャッターによって四方が囲まれた車を収納する建物を「ガレージ」といって、壁に囲まれていなくて屋根・柱・梁などがあるだけの簡易的なものを「カーポート」といいます。
ただ、屋根がない駐車スペースを一般的に「カースペース」といいますが、建売住宅では「カーポート」と表現することもあるので、内容をしっかりと確認すると良いでしょう。
「簡易的なもの」という表現では何となく不安や頼りなさを感じるかも知れませんが、様々な役割を果たしてくれるのです。
そのひとつが「車を雨・霜・雪から守ってくれる」という点で、雨による水アカやワックスの流れ出しを抑えてくれますし、金属部のサビつきを減少してくれます。
また、冬場の霜取りの時間を短縮しますし積雪対策にもなります。
夏場の直射日光による車内温度の上昇を抑えるので、乗り込む時の熱気を軽減してくれます。
また、車の塗装などの大敵となる太陽光の紫外線からガードしてくれます。
あと設置場所にもよりますが、雨に濡れずに乗り降りすることが可能です。
「簡易的なもの」といわれる割れには、様々な役割を果たしてくれるので「カーポート」もおすすめです。
曖昧な使われ方をする「エクステリア」は何を指しているのか?
「エクステリア」という言葉は、本来は、外部・外面・外観という意味の英語です。
しかし、使う人や使われる場面で微妙に意味合いの違うことも多く、得てして曖昧な使われ方をする言葉かも知れません。
一般的には、住宅の室内空間を指す「インテリア」に対し、建物外部や敷地内空間の総称として用いられることが多いです。
具体的には、外壁・庭・門扉・フェンス・物置・カーポートなどといった屋外工作物などを含めた建物の外観外側全体を示す言葉といえます。
しかし、空間や環境といった視点から捉えられるのが「エクステリア」で、構造物の意味合いが強いのが「外構」という分け方もあります。
また、室内のインテリアと屋外のエクステリアの境界が必ずしも明確でない点もあります。
それは、アウトドアリビングやサンルームなど外の暮らしを楽しむ傾向があって、外の空間でありながらも生活空間であるためです。
例えば、テラスやパーゴラなどに置かれるイスやテーブルなどが、インテリアと同様の感覚で選ばれていのです。
ただ、明確に境界線を引くのではなく、曖昧さがあることも良いのかも知れません。