いわき市 コンクリート土間打ち
2020-05-13 [記事URL]
駐車場工事で用いられるコンクリート土間打ち
・コンクリート土間打ちとは?
コンクリート土間打ちというのは、駐車場などの床面に施工する平坦なコンクリートのことで、凹凸が無い平らに仕上げたコテ仕上げが主流です。
その他にも、ハケを使用して細かなザラザラ模様を入れる刷毛引き仕上げといった仕上げ方法もありますし、目地でデザインを楽しむこともできます。
ちなみにコンクリートとは、セメントに砂・砂利・水を配合したものです。
コンクリート土間打ちの特徴は車などの重量物に耐える耐久性の高さで、それにより幅広い用途で利用されています。
また、完全に地面を覆ってしまうため雑草対策や泥はねの対策としても効果的で、犬走やウッドデッキの下などで用いられることも多いのです。
それから凹凸が無いメリットを活用して、車いすのスロープなどに利用されています。
・コンクリート土間打ちの構造
コンクリート土間打ちは、主に地面・砕石・コンクリートの順に覆っていき、コンクリート部分には重量に耐えるために鉄筋を入れて強度を増す必要があるのです。
ひび割れ防止や強度補強として用いられる鉄筋は、ワイヤーメッシュや溶接金網と呼ばれるもので、餅網のように縦・横に溶接にて組まれています。
標準的な施工厚は、砕石層が10cm、コンクリート厚が10cmの合計20cmで、雨水などが溜まらないよう表面は、平均2~3%の水勾配という傾斜をつける必要があるのです。
例えば駐車スペースの長辺が6mの長さにコンクリート土間打ちする場合は、約12~18cmセンチの高低差で角度をつけることになります。
コンクリート土間打ちは、一見硬くて変化しないように見えますが、コンクリートに含まれる水分により温度により伸縮するのです。
その為、駐車場程度の広いスペースをコンクリートにより均一に施工すると、膨張したコンクリートが溢れてひび割れが起こってしまいます。
これを防止するために用いられるのが伸縮目地という溝で、コンクリートが膨張した時の逃げ場を作ることでひび割れの発生を防ぐのです。
また伸縮目地は単に溝を作るだけではなくて、コンクリートと異なる素材を差し込むこともできます。
・駐車場に用いられる理由
強度や耐久性に優れているメリットが用いられる理由として挙げられます。
この強度や耐久性が生まれるのは、コンクリートの中に鉄筋を入れて鉄筋コンクリートにしているからで、コンクリートのみでは強度や耐久性は期待できないのです。
しかし、単に鉄筋を入れれば良いというわけではなくて、決められた位置に鉄筋を配置することで、初めて鉄筋とコンクリートの長所が活かされます。
また手入れが不要という点も駐車場に選ばれる理由としてあるのです。
インターロッキングは除草が必要になりますし、砂利は雨が降った後にタイヤの跡が残るので常に手入れが必要になります。
それに対してコンクリートの場合は、草が生える心配もなくタイヤの跡が残ることもないため、一般住宅の駐車場でよく使用されるのです。
ただ駐車場に用いるにあたりデメリットもあって、そのひとつは完全に乾いて固まるまでに約1週間程度かかることで、コンクリートを使用する時にはその点に注意しましょう。
またコンクリートも夏場は太陽熱で高温になるといったデメリットがあって、特に子どもやペットは放射熱で熱中症になりやすいので注意が必要です。
・プロでも難しい施工
駐車場のコンクリート土間打ちは、DIYで施工することが可能なように見えますが、仕上がりが天候により左右されなど実際は専門的な知識と技術が必要になるのです。
専門的な知識と技術がない素人がDIYで施工すると、表面がガサガサになったり、強度が弱くひび割れが生じたり、水平でないために水たまりができてしまったりします。
多少のことは気にしないという方なら問題ありませんが、きれいに仕上げて長期間メンテナンス不要にしたいと考えるのなら、専門業者に依頼をすると良いです。
それから、強度や耐久性に優れるコンクリート土間打ちは、駐車場には必須と言ってもいいくらいですが、全面コンクリートで覆ってしまうので見た目が味気なくなります。
ただコンクリートは固まるまでは液状なので、色粉という着色剤を混ぜたり、硬化前に好きな型のスタンプを押すことで模様をつけたりすることができるのです。
このように色・形・模様などを思い通りに変更することができるので、見た目のバリエーションが非常に幅広くなりますし、模様や着色しても耐久性に優れ隙間から草が生えることはありません。
ですから見た目もおしゃれにしたいと考える方にも、駐車場などのコンクリート土間打ちはおすすめです。
しかし好きな色や模様をコンクリートにつける作業についても、専門的な知識や工法が必要になる分野なので素人には大変難しいといえます。
また、どの職人でもできるわけではないので、適切な工事で納得のいくデザインに仕上げてもらうためには施工を依頼する業者選択が重要です。
いわき市 コンクリート土間打ちなら「平山左官工業」