いわき市 外装タイル
2018-06-24 [記事URL]
タイル貼りに使用する素材の様々な分類
住まいの内壁やキッチンなどの水回りで、また外壁や塀などの外構でタイル貼りをしている住宅も多いです。
新築時やリフォーム時にタイル貼りを検討することもありますが、一口にタイルといっても様々な分類の仕方がありますし呼び方にも違いがあります。
具体的には、タイルの質による分類・釉薬による分類・使用場所による分類・形状による分類・施工方法による分類などがあるので、それぞれについて知っておくのも参考として役立ちます。
タイルの質による分類は、湿気をどの程度吸うかといった吸水率によって、磁器質・せっ器質・陶器質などに分けられます。
1250度の高温で焼かれた磁器質のタイルは吸水率が1.0%以下で、吸水性がほとんどないので寒冷地で良く使用されるのです。
また耐久性も高くて汚れもつきにくいといった特徴があるので、外装・内装どこにでも良く使用されるタイルといえます。
1200度の高温で焼かれたせっ器質のタイルは吸水率が5.0%以下で、磁器質より透明性はありませんが磁器質にないしっとりとした柔らかい感じが特徴としてあるのです。
1000度の低温で焼かれた陶器質のタイルは吸水率が22.0%以下で、寸法精度は高いのですが吸水率もあることから、通常は施釉をして内装用として使用されることが多いです。
釉薬による分類は施釉と無釉の2つに分けられて、施釉はガラス質の釉薬をタイルの上に塗って焼いたタイルです。
それにより施釉面からタイルへの吸水が少なくので、吸水性の高いタイルで合っても水周りに使用できますし、汚れもつきにくくなるので掃除も簡単です。
また、色のバリエーションも豊富で価格も安いのもあって種類がたくさんあります。
無釉とは釉薬を塗布していないタイルのことを指します。
使用場所による分類としては、外装タイル・内装タイル・床タイルなどに分けられるのです。
外装タイルは、建物の外壁や塀などの外構に使用されるタイルで、磁器質やせっ器質のタイルで施釉・無釉どちらのタイプも使われます。
内装タイルは、住宅の内壁やキッチン・トイレ・バスなどの水周りに使用されるタイルで、磁器質・せっ器質・陶器質のタイルで主に施釉のタイルが使われるのです。
床タイルは、玄関ポーチやトイレ・バスの床などに使用するタイルで、主に30cm角のタイルが使用されますが、10cm角など小さなタイルなど種類があります。
形状による分類ですが、50mm以下の小さいタイルがモザイクタイルで、小さいため色の組み合わせでデザインすることもできます。
227×60mmのタイルが二丁掛で、108×60mmのタイルが小口といって、どちらもレンガから呼び名が決められています。
細長いタイルの総称がボーダーで、メーカーによって寸法が異なっていて統一されていません。
92×92mmのタイルを100角、292×292mmのタイルを300角といって、どちらも目地を含めてそれぞれの角になるタイルです。
それから施工方法による分類としては、従来のモルタルによる施工をするように作られた湿式施工用タイルと、接着剤、引掛け式での施工をするように作られた乾式施工用タイルに分けられます。
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