いわき市 外構バリアフリー
2016-03-15
外構バリアフリーを考えることも大事なこと
高齢化に伴ってバリアフリーという言葉も定着してきていて、近年では住宅のバリアフリー化を新築住宅はもちろんのこと、リフォームで行う方も増えています。
しかし、住宅から外部に移動する動線となる外構のバリアフリーに関しては、意識する方が少ないのが現状です。
ただ、外出する際の動線がバリアフリーになっていないと、外出する意欲が低下して健康的な生活ができなくなってしまう可能性も考えられます。
また車椅子の動線が確保されていないと、車椅子を利用する人だけでなく介護する人にとっても大きな負担になってしまいます。
このことを考えると外構バリアフリーを考えることも大事なことです。
バリアフリーを考えた外構工事として最初に考えられるのは玄関の出入りに必要となるスロープの設置です。
ただし、ここで考えなくてはならないことは、家族全員足腰が弱いわけではありませんし、車椅子を利用しているわけではないということです。
その為、階段とスロープの両方を設置するパターンが主流ですし、スロープを設けるにしても傾斜角度・幅・素材などを考えて誰もが安全で快適に利用できるようにすることが大事になるのです。
外構バリアフリーを考えてスロープを設ける時の傾斜角度・幅・素材などについて知っておくと良いです。
スロープの傾斜角度の基準ですが、外構工事でスロープを設ける時は5%以下の傾斜角度(1m進んで高低差が5㎝以下の傾斜)を基準として設計する必要があります。
ただ高低差が50㎝以下の場合は多少角度が急になっても良いといった緩和基準があります。
また高低差が大きくて傾斜角度の基準を満たすとスロープが長くなり過ぎてしまう場合には折り返すなどの処置をしますが、実際に設置するのが困難になることも考えられます。
その時は傾斜角度を8%基準にして途中に踊り場を設けると言った対応を考えると良いです。
いろいろと難しい点もあるので専門家と一緒に確認しながら、安全なプランを考えることが大切です。
スロープの幅は、できることなら130㎝以上は確保したいところですが、確保することが困難なケースも多いです。
ですから、一般住宅の場合は100㎝以上の幅があれば良いと考えておくと良いです。
また、手すりを両サイドに設けることと、車椅子の脱輪防止のために縁石を設けることを忘れないようにすることです。
スロープの床素材については、アスファルト・コンクリート・石材・レンガ・タイル・インターロッキングなどが考えられます。
ただ、雨が降ると石材やタイルは滑りやすくなるのでスロープには適していないと考えられます。
しかし近年では、滑りにくい石材やタイルも開発されているので、施工業者と相談してみると良いです。
それからコンクリートの場合は、表面をツルツルに仕上げると同様に滑りやすくなるので、刷毛引きを採用してほうきの跡を滑り止めにするように考えると心配ないです。
このように外構バリアフリーを検討する時は、利用する全員が安全で快適になるよう様々なことを考える必要があるのです。
いわき市 外構バリアフリーなら、「平山左官工業」にお任せ下さい。