いわき市 サイディング
2016-05-22
サイディングは日々のお手入れと定期メンテナンスが重要
近年は昔ながらのモルタル仕上げの住宅は少なくなって、サイディングボードを外装材として使用している家が多くなっています。
サイディングは家の周りの壁にパネル状の板を何枚も並べて貼って、パネルとパネルの間には雨水などが入るのを防止するためにコーキング剤という弾力がある薬剤を詰めます。
そして外壁を保護する目的で塗装をするのが一般的なので、建材自体の寿命・塗料の寿命・コーキングの寿命という三つの寿命に注意してメンテナンスする必要があります。
種類としては大きく分けて4つあるので、それぞれのメリットやデメリットなどを知っておくと役立ちます。
窯業系は日本の住宅で最も多く使用されているボードです。
文字通り窯で作るボードのことを指すのですが窯で作るもの全てではなくて、セメント・繊維質・混和材を混ぜ窯で焼いたものだけを指します。
繊維質が入ることでコンクリートに使用される石や砂利にはない強度が生まれますし、混和材を混ぜることでコンクリートにはない軽さが生まれると言った特徴があります。
また、加工しやすいためにタイル風・レンガ風・西洋風など様々な模様があることも特徴です。
それから窯業系は中が空洞になっているものもあって、気温や湿気などで反ってしまうと言ったボードの弱点を補う製品もあります。
金属系は金属の裏側に断熱材をつけたボードで、かっこよい反面メンテナンスが重要となるデリケートな外装材です。
使用される金属にはアルミやスチールがありますが、アルミニウム・亜鉛合金などを組み合わせガルバリウム鋼板もあって、様々な金属の性質を組み合わせることで耐久性を得ている製品もあります。
ただ、使用される金属により金額が大きく変わってくることも理解しておく必要があります。
金属系のメリットは金属板ということで窯業系やモルタルと比較して圧倒的に軽いということです。
しかし金属なので放置していると錆びますし表面の塗装は劣化します。
またメンテナンスが大事ですが、高圧洗浄機やシンナーなどの有機溶剤を使用できないなどの制約があるので注意が必要です。
木質系は木で出来たボードで、他のボードには出せない木の暖かさと風合いが感じられます。
しかし、その反面で木なので燃えやすく高額と言ったデメリットがありますしメンテナンスも大変です。
樹脂系は塩化ビニールなどの樹脂を使用したボードで、海外では普及していますが日本ではあまり見かけることがありません。
樹脂系は腐食しづらくてクラックが発生しにくく燃えづらいといった家の外装材として良い性質を持っています。
このような種類のサイディングボードがありますが、どの種類でも共通して言えることは日々のお手入れと定期メンテナンスが重要ということです。
よくメンテナンスは必要ないと誤解している方もいますが、外装材や塗装でメンテナンスフリーということはあり得ないことです。
住宅を長持ちさせるためには適切なメンテナンスが必要不可欠と理解すると共に、日々自分ができるお手入れを忘れないことが大切です。
いわき市 サイディングなら、「平山左官工業」にお任せ下さい。