いわき市 植栽
知っておきたい植栽の外構工事を行う際の知識
・植栽とは?
植栽の辞書に載っている意味は、草花や樹木などの植物を植えてその形を整えることで、とてもあっさりしすぎています。
しかし漢字源を参照してみると、植と栽の両方に植えるという意味があって、植はまっすぐ定着させる、栽はほどよく切って形を整えるとい意味があるのです。
このことから植栽とは、草花や樹木をそこに定着させて、枝葉をきって整えるということで、単に植えただけで植栽終わりという訳ではありません。
植えてから枝葉を整えるように切ってあげることまで行うことが植栽ということになるので、植える向きや角度だけではなくて、植えた後の枝の配分とか透かし具合などにも配慮が必要です。
そうすれば、後からこうすれば良かったと思うことはほとんどなく、何年も継続して成長を楽しむことができます。
また、住宅の雰囲気を良くしたい、空間を広く見せたいときに有効ですし、そうした雰囲気作りだけではなくて目隠しなどにも植栽を利用することができるので、エクステリアの最後の仕上げと考える良いです。
それから樹木の種類はとても豊富なので、単に自分の住宅だけではなくて、町並みの緑化にも貢献できる植栽にすることもおすすめします。
・どのような種類があるのか?
植栽には様々な用途があるので、まずはどのような目的で植栽をするのかを検討して決めると良いでしょう。
その為にも、どのような種類があるのかを知っておくと良いですし、適した目的や場所などについても併せて知っておくと良いです。
日差しのきつい夏場には庭に木陰を作りたいもので、植栽による庭の木陰作りは日光を優しく遮り快適な空間にしてくれます。
こうした庭の木陰作りは、テラスやデッキ周辺のくつろぎのスペースにおすすめです。
外からの目線を遮りたい時の目隠しにも植栽が利用できて、枝葉が密生した樹木を使うことにより、フェンスなどを用いるよりも見栄えの良さの面で効果的になります。
植栽として鉢でハーブを育てる、庭にミカンの木を植えるなど、実際に食べる物を植えて収穫を楽しむ方も増えているのです。
こまめなお手入れや虫・鳥対策などが必要で大変な一面もありますが、収穫できた時の喜びはひとしおになります。
春なら桜、秋の紅葉を楽しむならモミジなど、花・実・葉の形など見た目を楽しむ目的で植栽を考えるのもひとつです。
様々な特徴を持った樹木がたくさんあるので探してみると良いですし、いくつか植えて四季折々に変化する庭にするのもおすすめします。
隣家との境界や目隠しとしても有効な生垣を行うのもあって、その際隣家との境なら低木がおすすめです。
町並みの緑化政策として自治体によっては助成金が出る場合もあるので確認してみると良いでしょう。
・植栽の選び方と費用
用途が決まりましたら、それに合わせて樹木の種類を決める必要がありますし、費用についても考えなくてはなりません。
樹木の種類ですが、まずは常緑樹か落葉樹か、広葉樹か針葉樹かを検討することが必要です。
常緑樹は1年を通して常に葉をつけている樹木で、その為目隠しとして使用するのなら常緑樹を選びましょう。
落葉樹は冬場に葉を落としますが四季による葉の色の移り変わりが楽しめますし、冬場には日光が入るようになるので木陰作りとしては落葉樹がおすすめです。
また広葉樹は桜などの葉が広く大きな樹木のことで、針葉樹は松などの葉が細い樹木なので、目隠し用ならば広葉樹の方が適していると考えられます。
樹木の種類によってデザイン面も大きく変化してきますので、用途や住宅にマッチした樹木を選ぶと良いです。
それから樹木で最大の高さがある程度決まっているので、これ以上は高くなっては困るなどの条件がある場合は、樹高も考慮する必要があります。
横に広がるのか、細長いのか、三角形の形に葉をつけていくのかなど、樹形も樹木によって大体決まっているので注意が必要です。
基本的に植物は光合成により栄養を作っているので日照を必要としますが、植物によっては半日陰を好むものもあって、日照が少ない庭でも育てることができます。
その為、どのような環境を植物が好むのかも考えて、植える植物を考えてあげる必要があるのです。
植栽にどの程度の費用が必要かは業者によって大きく変わりますが、1本あたり1万円弱でそれに作業費用をプラスした値段になるのが一般的です。
植栽一式の相場としては5万円~10万円程度といったところで、適正価格か不安な時には複数の業者から相見積もりをもらって比較して検討すると良いでしょう。
・人気のシンボルツリーとは?
昔は門周りに松・マキ・シイノキを植える門被りと呼ばれる植栽手法があって、現在でも同様に門周りや玄関先に木を1本植える楽しみ方があるのです。
10年程前からシンボルツリーという言葉が使われるようになって、その名が示す通り住まいの顔となる植木で、なおかつ建物を引き立てる大切な役目を担っています。
樹種についてはお好みがあればどれでも良いですが、生育面や維持管理面の観点、建物とのバランスなどを考慮して、適しているかどうかを判断し植栽計画を立てると良いです。
いわき市 植栽なら「平山左官工業」