いわき市 ウッドチップ舗装
ウッドチップ舗装はプロに任せる?
・ウッドチップとは?
木材を細かくチップ状に粉砕して製造された資材がウッドチップで、切削・クラッシャー・パンチングなど様々な製造法があります。
また原材料にも違いがあって、主にスギ・ヒノキ・青森ヒバなどの針葉樹、サクラやクスノキなどの広葉樹を原材料としているのです。
チップの大きさは通常3~4cm程度ですが、小さいものでは1~2cm程度と言いうのもあります。
ウッドチップは、バークチップと比較して明るい色味で景観が良いですし、機能性にも優れているのです。
一般的にドッグラン・雑草防止・ガーデニングのマルチング・庭の地面を覆うグランドカバーなどで使用されますし、インテリアの消臭剤など幅広い用途で用いられます。
チップを敷いただけの簡単な工法もありますが、バインダーを使用して木チップを固化させる工法や、事前にブロック状に成型して現場に敷設していく工法など、多岐にわたる工法があるのです。
ウッドチップを使用したウッドチップ舗装は、従来のアスファルトやセメントを用いた舗装と違って自然の雰囲気を損ないません。
実用性がありながら人の心を癒す作用がある自然舗装と言えるのです。
・ウッドチップ舗装にするメリット
メリットとしては、通路にウッドチップを敷き詰めることで、日の光を地面に届かなくすることができて、雑草が生えにくいというのがあります。
雑草が完全に生えなくすることは不可能ですが、厚みを持たせてしっかりと敷き詰めたり、防草シートを下に敷いたりすることで防草効果がアップするのです。
細かく木の幹をチップ状にしているので柔軟性があり、クッション性が高いというメリットもあります。
なので、歩行時に膝や腰にかかる負担が軽減できるので、身体にとても優しい構造を持った舗装になるのです。
ウッドチップは地面に近いところから徐々に分解されて、1~2年程度で土に還っていきます。
また、色合いや質感が自然にある木のように変化するので、自然の環境を敷地に取り入れることができるというのもメリットです。
それから、ウッドチップを敷きつめることにより、雨でぬかるんだり、泥はねしたりすることを防止することもできます。
ウッドチップを使用しているので、舗装をしてから約2ヶ月程度は木の香りを通路で楽しむことができますし、補充した時にも香りを楽しむことができるのです。
ウッドチップの香り成分には、抗菌作用や害虫から見を守るための役割もあります。
このように、ウッドチップ舗装にすることで得られるメリットには様々あるのです。
・ウッドチップ舗装のデメリット
ウッドチップ舗装をした時のメリットは数多くありますが、その反面デメリットもあるのです。
デメリットとしては、日に当たらない通路の場合、通路に水分が溜まって、湿気を好む虫が集まってしまうといった点があります。
時間の経過に伴ってウッドチップは色あせや質感の変化が発生して、土に近いところから分解が始まっていくのです。
その点はメリットのひとつでもありますが、定期的にウッドチップを補充するという手間がかかります。
定期的なメンテナンスが必要になる点はデメリットと言えますが、考えようによってはメンテナンスも楽しめるという面もあるのです。
基本的に乾燥しているとウッドチップは軽量なので、風で飛散してしまうこともあって、隣家に飛んでトラブルの種になる可能性があります。
この隣家に飛んでいくという点もデメリットになる可能性はありますが、定期的に水撒きをする、風で飛ばされにくいウッドチップを購入するなど影響を軽減する方法はあるのです。
・ウッドチップ舗装を施工するのなら
ウッドチップ舗装は、正しく施工しなくては快適な空間が長続きしないので、広い面積を施工する際のコツや注意点を理解しておくことも大事です。
ウッドチップ舗装を施工前には、しっかりと雑草対策を実施する必要があります。
茎が地下に伸びている植物が蔓延っている場合は、スコップで掘り起こして根から剥がして土から取り除く必要があるのです。
雑草の根を除去すると土が小さな山のように盛り上がったり、大きくえぐれてくぼみになったりして、地面の表面が凸凹になります。
ウッドチップの無駄を抑えるためにも、土の凸凹や傾斜がないように水平に整地する必要があるのです。
また、それと共により雑草が生えにくくするために、転圧をしっかり行うことも必要となります。
こうした土地の整地が完了したら、奧から手前に泥や土が付着しないように計画的に薄く敷き詰め、その後に全体が均等になるように必要量を敷き詰めるのです。
最後にたっぷりと散水して、水に濡れたウッドチップで自然転圧をしてしっかりと締め固め、ウッドチップ舗装は完了となります。
この施工方法ならDIYも可能と感じられますが、実際はウッドチップの取り扱いは難しく、施工技術の難易度が高いため戸惑う場面が多くあるのです。
快適な仕上がりを望むのなら、DIYではなくしっかりとした知識と技術をもったプロに任せるのが良いでしょう。
いわき市 ウッドチップ舗装なら「平山左官工業」