いわき市 左官工事
2016-04-26
左官工事の本当の良さを理解することが大事
壁や床の仕上げに、壁土・モルタル・漆喰・プラスター・繊維などを、コテやローラーで塗るのが左官工事で、とても専門性の高い工事のひとつです。
しかも建物の保護と表面の意匠・装飾を目的とする日本の伝統的な工法のひとつでもあるのです。
そんな左官仕上げの特徴としては、土壁塗りと一口に言っても塗る回数を変えることにより微妙な色合いを出すことが可能という点です。
また漆喰塗りにおいても2色使いやコテにより模様をつけることで陰影の異なった趣を演出することができるなど、職人の技でアートに変容すると言うのも特徴と言えます。
それから最近では、自然素材に対する回帰志向や調湿機能の点で、漆喰壁や珪藻土壁などが見直されてきていて、居間や寝室の壁や天井の仕上げに採用される傾向にあります。
ただ、一部の過大な広告などにより期待をし過ぎてしまう人も少なくありません。
施工中の独特の臭いや養生後に発生してしまうヘアクラックなど左官壁ならではの注意点があることも見落としてしまってはダメです。
また、適さない場所に施工してしまうとカビが発生してトラブルに発展してしまうこともあるので、どのようなことに注意すれば良いのかを知っておくと役立ちます。
まずは色についてですが、施工直後は水分の関係で色が濃く見えたりまだらに見えたりすることがあることを知っておくと良いです。
また、乾燥して完成すると色が明るくなることも理解しておくと、イメージ通りの施工ができます。
施工中から養生期間の臭いですが、使用する自然素材によっては独特の臭いがしてしまうことがあります。
居住した状態で施工するリフォームの場合には、どの程度の臭いなのか施工業者に事前に確認しておくことも大切です。
調湿機能に関して誤解している方も少なくないですが、閉め切った部屋で洗濯物が乾きやすいということはありません。
除湿効果とは違うので、乾くことを期待する人は大きな勘違いということを理解しておく必要があります。
室内の湿度をある程度調整することができるという程度に考えておくことです。
また、そのような効果があるので逆に、風通しが悪いとカビが発生することもあるので、家具などを密着させないように壁から少し離すことも必要です。
コテ跡を強調するような仕上げにした壁では、壁に手をついたりカーテンが触れたりすることで仕上げ面が削れて粉じんになることもあります。
また欠けやすい部分もあるので、その点を事前に知って気を付けることも大切です。
ちなみに出隅などぶつけて欠けやすい部分弐関しては、タイル張り保護する方法や曲面仕上で欠けにくくする方法があるので、その点を知っておくと役立ちます。
それから乾燥収縮によるヘアクラックや強くドア・サッシを開閉することでひび割れが生じることもあります。
これは自然素材ならではの性質なので、自然素材を使用した味と考えると良いです。
このようなことを事前に知っておくと、安易なイメージではなくて本当の意味で左官仕上げ壁のすばらしさや良さが理解できます。
いわき市 左官工事なら、「平山左官工業」にお任せ下さい。